昨夜23時過ぎにTVを見たら、上田泰己氏(理化学研究所・システムバイオロジー研究チーム チームリーダー)がいきなり出ていてびっくり。実は私この方の大ファンなのです画面を見た瞬間、すぐに録画しました(笑)。最初の5分くらいロスってしまったけれど放映自体を知らなかったので、見ることが出来てよかった彼は若くして異例の業績があり、「体内時計」というテーマも心ひかれるものがあるのですが、私は彼の研究や人や、問いに対して常に丁寧に、真摯に接する姿勢にすごく魅力を覚えました。話し方も洗練されている。一言で言うと「スマート」なんですね番組を見ていて物腰や話し方に引きこまれました。体内時計というのも興味深いテーマですが、もっと硬い話し方をされる先生だったら、途中でついていかれなくなったかもしれません上田泰己(うえだひろき)氏は、生命科学者、現在歳(独身)才能の開花は極めて早く、東大大学院博士課程に入ると同時に製薬会社の契約研究員となり、プロジェクトを率いた。修了前(27歳)に、大学院生と並行する形で日本屈指の研究機関・理化学研究所のチームリーダー(教授相当職)に迎えられた理研側としては「絶対に手に入れたい人材。他に取られたら大変」ということで早い段階で破格の待遇で迎える異例の体制を用意したのだという28歳の時には「分子時刻法」と呼ばれる体内時計のズレを測定する方法を開発。今まで丸日かかっていた測定時間を、わずか数時間に短縮、たった一度の測定で体内時計の測定を可能にして世界を驚かせたまた2007年には学会誌Nature Cell Biology(2007年11月号)に、30年間謎とされていた「シンギュラリティ現象」(真夜中に強い光を浴びると体内時計が狂う現象)を解明する論文を載せ世界で生命科学のトップランナーとしてその名をとどろかせることになった。今や彼の動向が21世紀の生命科学の行方を左右するとすら言われているという番組の最後に投稿した論文では「分子時刻法」を更に進めて、血液検査のみで体内時計の狂いを測る方法について発表したようである彼を初めて見たのはNHKの「爆笑問題のニッポンの教養」(火曜23時)だったのだけれど、その時に彼の話に魅了されてしまいました。研究内容も興味が持てるものだったけれど、話がすごくわかりやすかったので、彼と爆笑問題のやりとりに見入って(聞き入って)しまったのです本当に頭のいい人というのは話がうまいというか、難しい話を素人にも分かりやすくクリアに伝えられますよね今回の「情熱大陸」でも学生さんや若い研究者とも積極的に話して真摯に向き合い、育てよう、育って欲しいという気持ちもすごく感じられました。世界トップの研究者からの励ましはすごく彼らにとって今後の心の支えになるのではないでしょうか私も現在研究室でチームの事務補助をしているけれど、上田氏が

「科学って人と人との繋がり、共同研究などで仕事が進む。僕にとっては科学の一部」というのは傍で見ていると全くその通りで、

科学者の方々は孤高というか、孤独に研究しているとか、又は他研究者と激烈なしのぎを削っているみたいなイメージがありがちですが、本当に横のつながりというのが研究を続けるにあたってすごく大事になってくる世界です。お互い協力し合って施設や試料(実験のサンプルや薬品等)をお互い提供しあったりして協力関係で進めています逆にそれぞれ所属はあるけど「会社」みたいな感じではないから基本的には個人個人のつきあいになる。また、研究分野ごとにメンツはおのずと決まってくるので、そこで信頼を失うとかなり現実的にダメージが大きい。すごく狭い世界。だからこそ皆さん関係はとても大事にしています。深く頷きながら見ていました今回の「情熱大陸」は一定期間彼を追いかけたものなので、日ごろの研究の様子や、番組スタッフとの話を沢山聞けたのが面白かった何より彼のスタンスが、多忙で難解な研究を続けながらすごく自然体で、心の底から「面白がって」進んでいるというのが見ていて素晴らしいなあと思いました多忙な為超夜型人間となり、1日30分しか眠らない日もあるため自分の体内時計は狂っていると彼は話していたけれど、むしろ自分の中の時間の流れにすごく忠実というか、自分の中で何事も雑にしないで、周りのペースに流されずにしっかりと自分のペースを守っているという感じがしました自分と周りをすごく冷静に見ることが出来ているということが彼の現在の実績を作っている、そんな印象を受けました最後、チームメンバーと約4年かけて仕上げた論文を投稿する場面がありましたが、投稿する雑誌名は伏せられていたけれどタイトルは出していたので、既に論文はアクセプトされたということでしょうか?

本当に多忙そうでしたが体に気をつけて、これからも世界で活躍していただきたいですね。

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